お知らせ


2021年2月13日(土)に,Zoomで開催いたしまた。

プログラム 通訳部門指定文

最優秀賞・優秀賞

部門 最優秀賞 優秀賞
山本 知佳 さん(大阪大学)

李老师的课真有意思

河野 ひなた さん(芦屋国際中等教育学校)

李老师的课真有意

勝部 絢音 さん(神戸国際中学校)

印象最深的一句话

小川 美々 さん(大阪青凌高等学校)

我的汉语学习

心山 友理恵 さん(大阪産業大学・事務) 寺田 里奈 さん(高島国際特許事務所)

審査員特別賞

スピーチ部門 鈴木夢彩さん(クローバーインターナショナルスクール)

通訳部門 宮浦由衣さん(大学事務職員)

講評

審査員長 大阪大学教授 古川裕

 今年度の中検スピーチコンテストは,日本全国の約160人の応募者から選ばれた36人の皆さんに,暗唱部門,スピーチ部門,そして通訳部門の3部門で,中国語の実力を発揮していただきました。参加者の顔ぶれは小学生,中学生,高校生,大学生,社会人と多様で,日本で中国語を学んでいる人々の層の広さを反映していました。特に今回は,小中高校生の活躍が印象に残り,今後の進歩が期待できることに,心強い思いがしました。
 今日は中国語のコンテストですから,どの分野であれ何よりも先ず発音,イントネーション,そして流暢さが審査の対象になります。特に発音においては,たとえば,“绿茶”“交通工具”“过去”などに出てくる“Ü”の発音が不安定な人が散見しました。また,中国語は声調という高さアクセントが大切であることは言うまでもありませんが,重読・軽読という強さアクセントも重要です。暗唱課題文3を例にすると“他在黑板上画了一个很大的五角星”や“我们都喜欢上他的课”などの“上”は本来の第4声で重読するのではなく,軽声で読みます。また,“一个”の第2声+軽声という組み合わせが不正確な発音も耳に残りました。正しい発音と自然なイントネーションを身につけるように「口」(発音)と「耳」(聞き取り)の練習を積んでください。
 暗唱部門とスピーチ部門は原稿の記憶力を競うものではなくて,聴衆に訴えるパフォーマンスです。伝える価値のある「内容」について,聴衆に伝える「表現力」が求められます。適度な身振り手振りや表情などはたいへん効果的ですが,大げさ過ぎるジェスチャは逆効果かもしれません。また,スピーチは話し言葉の文体では評価されません。口で伝える書き言葉であることに注意して,原稿を仕上げてください。更に,中国語による質疑応答では,“答非所問”にならないように,質問の意図を正しく聞き取って,その焦点をはずさないように対応する語学力が問われました。
 中→日と日→中の双方向の通訳技量を競う部門は昨年から導入されたものですが,今回も昨年に増して素晴らしい出来栄えでした。この部門では,社会経験の多い人ほど語彙量が豊富で表現力が多様であり,それが評価の高さにつながりました。常に広い視野を持ち,たくさんの本や新聞を読み,好奇心を旺盛に持つことが,さまざまな分野に対応できる「引き出し」の多さにつながります。外国語の力をレベルアップさせるための鍵として,母語の運用能力を高める必要もあることを忘れないでください。
 今なお新型コロナ蔓延に伴う緊急事態下にあるため,今回のスピーチコンテストは初のオンラインで行うという形をとりました。次回のコンテストは,これまでのように会場でのライブ形式で行えることを皆さんと共に祈りたいと思います。
 では,また来年お会いしましょう。大家辛苦了!

動画

当日の録画です。
一部録画できなかった部分がございますが,ご容赦ください。